TeXのtips
TeXで便利なパッケージを紹介する。といっても大した話はできない。
- amsmath
数学とか物理の論文を書くなら必須のパッケージ。いろいろな数式環境とかシンボルが実装されている。たとえば、align環境。数式を連立させるとき、
のイコールの位置を揃えることができる。似たようなことができる環境にeqnarray環境があるが、現在は非推奨。
amsmathには他にも様々な数式環境が用意されているので、用途に合わせて使う。
また、シンボルとして、例えばなどが実装されている。TeX文書中では、絶対にプラスマイナスなどと打ってIMEで変換させて打ってはいけない。
amsmathパッケージを使用するとき、普通はamssymbパッケージも併用する。
\usepackage{amsmath,amssymb}
とプリアンブルに宣言しておくこと。
- physics
物理を議論する数式を書くのに便利なコマンドをいろいろ実装したパッケージ。詳細は以下のpdfファイル
http://mirrors.ibiblio.org/CTAN/macros/latex/contrib/physics/physics.pdf
を参照してほしい。()を大きくするために、\left\rightを打つより楽なコマンドとか、楽な行列記法とか色々ある。
- siunitx
組み立て単位に適当なスペーシングを入れて整形してくれたり、数値と単位の間の間隔を調節してくれるパッケージ。これもほとんど必須だと思う。